ビジネスわかったランド (営業・販売)

クレーム対応

時間をいただく際は見込み時間を言う
【クレーム例】
「要はどうしてくれるの?」
「申し訳ございません。少し時間をいただけますか」
「どのくらいかかるの?」
▶見込時間の明示は信頼度を上げる
お客様に時間をいただく場合は、だいたいの見込時間を言って了承をもらうようにします。
非がある場合の解決策や再発防止策の提示には時間がかかりがちです。特に、再発防止策の提示には時間がかかります。
また、非がない場合でも事情説明をきちんとするためには、状況把握に時間を要するものです。
「あぁ、いいですよ」という言葉は気持ちをその方向へ持っていきます。

ポイント
見込時間を提示することでお客様の信頼度が上がる。

 ▶見込み時間は前後することの了承を得る
見込み時間の明示が信頼度を上げるということは、その時間を超えるとお客様のマイナス感情を高めるということです。
「恐れ入ります。1時間いただけませんでしょうか。もし、さらにお時間をいただく必要が出てきた場合には30分前にはご連絡をさせていただきます」とか、「交通事情等もございまして、いくぶん前後することをご了承いただけませんでしょうか。恐れ入ります」と言っておくと、問題は起きないでしょう。
お客様は不安に感じているものなので、時間を明示することで安心感、信頼感を持ってもらえます。
時間は心理的なものです。わずか数分の遅れなんて言い訳は通用しません。

ポイント
正しい方法等の事情説明をきちんとする。

【改善例】
「要はどうしてくれるの?」
「お急ぎのところ恐れ入ります。30分いただけませんでしょうか。恐れ入ります。交通事情等からいくぶん前後することを併せてご了承いただけませんでしょうか」

田中 義樹(人財育成コンサルタント)