ビジネスわかったランド (営業・販売)

クレーム対応

非がある場合には再発防止策を提示する
【クレーム例】
「全面的にあなたのほうに非があるわけでしょ。どうしてくれるの?」
「大変申し訳ございませんでした。今後気をつけてまいります」
「気をつけるだけなの? どうするのよ」
▶「気持ち」を伝えるだけではダメ
お客様に、「それならいいよ」と了承の言葉をいただけるように説明をするようにします。
「注意します」や「気をつけます」といった気持ちの領域で終わらせないことが大事です。
言っただけでは同じことを再び繰り返すことにもなりかねません。
再発防止のための行為・行動まで考え、お客様に伝え、継続して実践することが大切なのです。
 ▶再発防止策の提示で信頼度が上がる
非がある場合には、再発防止策を提示します。
そうすることで信頼度が上がるのです。
内容によっては、原状回復や損害賠償ということもあるでしょう。
「大変申し訳ございませんでした。新しいものに交換させていただきます。今後は○○をすることで、お客様にご迷惑をおかけすることのないようにしてまいります」となると、「いや、きちんとしてくれたらそれでいいんだよ。気持ちで片付けないところが感心だね。今後も利用させてもらうよ」になるはずです。
再発防止策の提示は信頼度を上げるチャンスです。組織的に再発防止策を考え、共有することも大事です。
必ず実践するようにしましょう。

ポイント
再発防止策の提示は、お客様の「いいね」「また頼もうか」を生むチャンス。

【改善例】
「全面的にあなたのほうに非があるわけでしょ。どうしてくれるの?」
「大変申し訳ございませんでした。今後は○○においては○○をすることで、お客様の安全に配慮してまいります。大変申し訳ございませんでした」

田中 義樹(人財育成コンサルタント)