挨拶状は形式を重視して、案内状は内容に魅力を感じさせるように書く。

挨拶状
挨拶状を出すのは、営業所を開設したり、役員の交代、組織の変更、それに転勤になったケースなどである。いずれも通知的な要素が多い挨拶状であるが、純然たるご挨拶というのはセールスレターでは少ない。
要するに、自社の、自己の状況や変化を相手に知らせ、披露することによって理解してもらい、「何分、今後ともよろしく」というのが主旨である。

挨拶状を書くときのポイント
挨拶状は、次のようなポイントを踏まえて書くことが大切である。


挨拶状の文例と慣用句
挨拶状の１例は次に掲げたとおりである。

なお、挨拶状に用いる慣用句には、次のようなものがある。
・長年のご厚誼に感謝し、今後いっそうの…
・ご要望に即して商品を豊富に取り揃え…
・お陰をもち順調に進展しており…

案内状
案内状は、催し物や行事、会合などへ来てもらおうという場合がいちばん多い。また、会への入会、商品の特価販売など、情報案内をし、行動に移させようという狙いの場合もある。
招待状と類似しているが、案内状は会合や実務的なケースが大半で、招待状はやや礼儀的、社交的なケースが多いところが違う。

案内状を書くときのポイント
案内状は、次のポイントを踏まえて書くようにする。


案内状の文例と慣用句
案内状の１例は、次のとおり。

なお、案内状の慣用句としては、次の文言がよく使われる。
・日頃のご愛顧に応え、よりいっそうの…

著者
坂井　尚（ビジネス評論家）
２００４年１１月末現在の法令等に基づいています。