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ポイント解説

人事労務に関する契約書

身元保証契約書(1)

収入印紙

身元保証契約書

使用者株式会社○○○を甲とし、身元保証人乙山次郎を乙として、甲乙間において、甲が雇用する丙川三郎を丙として、次のとおり丙の身元保証契約を締結した。

第1条 (責任) 乙は、甲に対して、丙の身元を保証し、丙の労働契約の不履行、および、丙の故意または過失による甲の損害について、丙の身元保証人として賠償の責任を負う。

第2条 (通知) 次の場合、甲は遅滞なく乙に通知しなければならない。
1 丙に業務上不適任または不誠実なる事跡があり、このため乙の責任を惹起するおそれがあることを知ったとき
2 丙の任務または任地を変更し、このため乙の責任が加重し、またはその監督が困難となりうるとき

第3条 (解除) 乙は、前条の通知を受けたとき、または、前条の事実を知ったときは、本契約を解除することができる。

第4条 (期間)本契約の期間は5年間とする。

以上のとおり、身元保証契約が成立したので、これを証するため本契約書を2通作成し、甲乙各署名押印のうえ、各1通を所持する。

平成△年△月△日
 

宮城県○○市○○○丁目○番○号
  甲(使 用 者) 株式会社 ○○○
  代表取締役  甲野 太郎  印

宮城県○○市○○○丁目○番○号
乙(身元保証人) 乙山 次郎  印



著者
水野賢一(弁護士)