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ポイント解説

相続・贈与等、身のまわりの契約書

交通事故の示談書(1)(傷害の場合)

収入印紙

示談書(傷害の場合)

加害者甲野太郎と被害者乙山次郎とは、下記の交通事故につき、次のとおり示談した。

交通事故の表示

事故の日時 平成△年△月△日午後○時○分頃

事故の場所 東京都○○区○○○丁目○番○号先路上

加害車輌 車種○○○○ 登録番号 大宮-い-××××

事故の概要 上記日時・場所において、加害者が上記加害車輌を運転中、前方不注意のため、横断歩道上を横断中の被害者に接触して転倒させ、加療約4か月を要する右大腿骨骨折、右肩打撲傷の被害を負わせた。

第1条 (賠償金) 加害者は、被害者に対し、上記事故の損害賠償として、次の賠償金の支払義務のあることを認める。
1 治療・治療関係費金額
(平成△年△月△日現在金○○円・治療中)
2 休業補償 金○○円
3 慰謝料   金○○円

第2条 (支払い) 加害者は、被害者に対し、前条の賠償金を次のとおり支払う。
1 治療費は、今後発生するものも含め、加害者が直接医療機関に支払う
2 治療費を除く損害金については、平成△年△月△日までに、被害者方に持参または送金して支払う

第3条 (後遺症) 上記事故による傷害が原因となって、将来被害者に予測しえない後遺症が発生したときは、加害者は、本示談に定めるほか当該後遺症による損害についても賠償する。

以上のとおり示談が成立したので、本書を2通作成し、加害者・被害者各署名押印のうえ、各1通を所持する。

平成△年△月△日
 

埼玉県○○市○○○丁目○番○号
加害者   甲野 太郎  印

千葉県○○市○○○丁目○番○号
被害者   乙山 次郎  印



著者
水野賢一(弁護士)