ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
「人間関係」がうまくいく言葉のルール
社内メール頻出フレーズ 「知りません」
社内の先輩や上司へのメールには、失礼にならない表現を選ばなければなりません。 しかしあまりにもかしこまった敬語表現では、相手との距離がかえって縮まない可能性もあります。
社内での頻出フレーズを学び、適切なメール表現を身につけましょう。
例) 問い合わせの件ですが、私ではわかりません。大変恐縮ですが、白木さんからご回答していただけないでしょうか。
例) 私もその件については、よく存じておりません。
例) OBの白木さんは、私は直接は存じ上げませんが、大変なご実績をおもちの方だとうかがっております。
村上英記(敬語アドバイザー)
社内での頻出フレーズを学び、適切なメール表現を身につけましょう。
〈1〉わかりません。
ふだんは親しい人に、「存じておりません」などのかしこまった表現を使うと、よそよそしく反抗的な態度と思われる恐れもあります。社内であれば、「わかりません」を使ったほうが無難です。例) 問い合わせの件ですが、私ではわかりません。大変恐縮ですが、白木さんからご回答していただけないでしょうか。
〈2〉存じておりません。
「知りません」「わかりません」のへりくだった謙譲表現です。よく似た「ご存じ」は相手を敬う尊敬表現なので、主語が「私」や「身内」の場合に、「ご存じではありません」と書くのはまちがいです。例) 私もその件については、よく存じておりません。
〈3〉存じ上げません。
「存じ上げる」は、「存じる」よりも敬意の高い表現。ただし、「存じ上げる」を使うためには、相手の功績や相手自身が尊敬に値しなくてはなりません。そのため、身内には使えない表現なので注意してください。例) OBの白木さんは、私は直接は存じ上げませんが、大変なご実績をおもちの方だとうかがっております。
村上英記(敬語アドバイザー)
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