ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
「人間関係」がうまくいく言葉のルール
社内メール頻出フレーズ 「教えてください」
社内の先輩や上司へのメールには、失礼にならない表現を選ばなければなりません。 しかしあまりにもかしこまった敬語表現では、相手との距離がかえって縮まない可能性もあります。
社内での頻出フレーズを学び、適切なメール表現を身につけましょう。
「恐れ入りました」は相手の力量や才能に太刀打ちできないと感じたことを表すフレーズです。
例) 新製品の開発状況を教えてください。
例) 退職金制度について、教えていただけないでしょうか。
例) ぜひ○○についてご教示いただければ幸いです。
村上英記(敬語アドバイザー)
社内での頻出フレーズを学び、適切なメール表現を身につけましょう。
〈1〉教えてください。
もっとも単純なフレーズです。同僚や親しい人には、「教えていただけませんか」「ご教示いただければ幸いです」などのかしこまった表現より適切です。ただし、「~してください」は命令表現なので、相手や状況を見極めて使いましょう。「恐れ入りました」は相手の力量や才能に太刀打ちできないと感じたことを表すフレーズです。
例) 新製品の開発状況を教えてください。
〈2〉教えていただけませんか。
「~していただけませんか(疑問文)」にすれば相手の意思をうかがうことになり、「~いただけないでしょうか(否定疑問文)」にすれば、“提案を受け入れてもらえない”という前提に立って相手の意向をうかがうことになるので、より丁寧な表現になります。例) 退職金制度について、教えていただけないでしょうか。
〈3〉ご教示いただければ幸いです。
「教示」は好ましいこと、よいことを教えるというニュアンスがあるので、禁止・忠告の場面では基本的には使えません。ちなみに「教授」は学術や芸事を教えることなので、「ご教授いただければ」はビジネスシーンではあまり使いません。例) ぜひ○○についてご教示いただければ幸いです。
村上英記(敬語アドバイザー)
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