ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

「人間関係」がうまくいく言葉のルール

社内メール頻出フレーズ 「さすがですね」
社内の先輩や上司へのメールには、失礼にならない表現を選ばなければなりません。 しかしあまりにもかしこまった敬語表現では、相手との距離がかえって縮まない可能性もあります。
社内での頻出フレーズを学び、適切なメール表現を身につけましょう。
〈1〉恐れ入りました。
目上の人をほめようとして「先輩、さすがですね」などのように使うと、上から目線と受けとられかねません。
若いうちはほめるより、尊敬の気持ちを伝えるようにしましょう。
「恐れ入りました」は相手の力量や才能に太刀打ちできないと感じたことを表すフレーズです。

例) 先ほどの込み入ったクレームへの対応、恐れ入りました。
 
〈2〉感銘を受けました。
感銘は、忘れないほど深く感動したことを意味します。
同じような意味で使えるフレーズとしては、「感動的でした」「印象的でした」「圧倒されました」「心を打たれました」などがあります。

例) 先日の勉強会での白木さんのお話には、深く感銘を受けました。私もいつか白木さんのような存在になりたいです。
 
〈3〉感服いたしました。
「感服」は、感心して敬うこと、従うことを意味します。服従するほど感動した気持ちを表すので、目上の人にも使いやすいでしょう。同じようなニュアンスで「敬服」も使えます。

例) 昨日のイベントでの白木課長の迅速かつ的確なご判断に、感服いたしました。


村上英記(敬語アドバイザー)