ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

「人間関係」がうまくいく言葉のルール

社内メール頻出フレーズ 「ごちそうさまでした」
社内の先輩や上司へのメールには、失礼にならない表現を選ばなければなりません。 しかしあまりにもかしこまった敬語表現では、相手との距離がかえって縮まない可能性もあります。
社内での頻出フレーズを学び、適切なメール表現を身につけましょう。
〈1〉ごちそうさまでした。
もっともノーマルな表現。よく、「ごちそうになってしまい、すみませんでした」などとあやまるメールを見かけますが、それよりも素直に「美味しかった」「楽しかった」と伝えて感謝したほうが、相手もごちそうのしがいがあったというものです。

例) あんなに飲んだのは久しぶりです。ごちそうさまでした。
 
〈2〉ごちそうになりまして、ありがとうございました。
「御馳走様」の「馳走(ちそう)」は、走り回って食材を集め、用意することを表します。そのもてなしに感謝の意味を込めるため「御」と「様」が加わりました。そのうえさらに「ありがとう」をつけるのはやや過剰かもしれませんが、感謝の気持ちは伝わります。

例) 昨日はたくさんごちそうになりまして、ありがとうございました。
 
〈3〉あんなに美味しい○○をいただいたのははじめてです。
以前にも食べたことがある料理や、行ったことがあるお店でも「はじめてです!」「前から食べてみたかったんです!」と伝えたほうが、ごちそうしてくれた人も気分をよくするでしょう。目上の人や幹事が選んだお店自体をほめるのもよいでしょう。

例) あんなに美味しい○○をいただいたのははじめてです。とても素敵なお店だったので、今度は友人と行きたいと思います。


村上英記(敬語アドバイザー)