ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
電話の威力を100%引き出すテクニック
いいにくいことに添える「クッション言葉」
クッション言葉は「大人の言葉遣い」
例えば、次の例を見てみましょう。
A 「どのようなご用件ですか」
B 「恐れ入りますが、どのようなご用件ですか」
あなたがAのようにいわれたら、どんな感情をもつでしょうか。確かに用件を伝えるのは当然かもしれませんが、いかにも冷たい口調で反感を感じるのではないでしょうか。
それに対してBは、最初に「恐れ入ります」というクッション言葉が入っているために、ずいぶん印象が柔らかくなります。
こちらからお願いする場面、何かを断らなければいけない場面、謝らなければいけない場面など、いいにくい場面では、ぜひこうした表現が自然に出るようにしたいものです。
クッション言葉には、他にも次のようなものがあります。
(1) お詫び | : | 「申し訳ありません」「失礼しました」「ご迷惑をおかけしました」 |
(2) 感謝 | : | 「ありがとうございます」「恐れ入ります」「お世話になりました」「貴重なご意見ありがとうございました」「今後の参考にさせていただきます」 |
(3) 断り | : | 「申し訳ありません」「大変失礼ですが」「申し上げにくいのですが」「残念ですが」「偉そうに聞こえたら申し訳ありません」 |
(4) 共感 | : | 「おっしゃるとおりです」「ご事情お察しいたします」「ご心配ですね」 |
大切なのは思いやり
相手に対する温かい心配りがあってはじめて、クッション言葉はクッションの役割を果たすのです。「申し訳ありませんが」「恐れ入りますが」などといいながら、相手のことを考えない無茶な要求ばかりしていては、NGなのです。
基本は「相手の心を思いやる気持ち」です。
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