ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
しきたりがわかれば書ける「文章」のルール
期限付きのメールには“締切日”を明記する
メールは自分の都合のいいときに送ったり、見たりすることができる便利なものですが、反面、相手からの返事がないとイライラすることもあります。しかし、メールの内容によってはすぐに返事をできないこともあるでしょう。
たとえば、お客様からメールをいただいてもすぐに返事をしかねるときには、
「メールを拝見いたしました。○月○日までにお返事しますので、1週間お待ちいただけますよう、よろしくお願いいたします」
と、まず返信をしておきます。そうすれば、お客様も検討してもらっていることがわかるので安心するはずです。
また、自分が送ったメールに対して相手から返事がもらえないときは、電話で直接確認することも大切です。たとえば、相手が出張中などで何日も見てもらえないこともありますから、メールに頼りすぎてはいけません。
メールは、相手の都合で見てもらうというスタンスが基本ですから、至急返事がほしいときは電話のほうが確実です。
したがって、締め切り期限のある内容のときには、必ず期限を明記しておくことです。それでも心配なときには「ご覧いただけましたか」と、もう一度メールしてもいいでしょう。
ただ気をつけたいのは、相手を非難しないように「もしかしたら届いていないと思いましたので、再送させていただきました」と自分の不手際であるかのように付け加えることも大切です。
白沢節子
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