ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

しきたりがわかれば書ける「文章」のルール

ビジネス文に副詞や形容詞はいらない
ビジネス文書は小説やエッセイなどとは、その機能も目的も根本からまったく異なるものです。
まず内容が正確に伝わることが大事なのですから、副詞や形容詞などをつけて言い回しに凝ったりする必要はありません。たとえ、無味乾燥な文章や箇条書きであってもよいのです。
そうした意味で、手紙以外のビジネス文では、基本的に副詞や形容詞はいらないといっていいでしょう。
たとえば「とても大きい」とか「非常に早い」などは、すべて主観的な判断に基づくものです。ですから「大きい机」などと言っても、その言葉からイメージされる机の大きさは、人によってさまざまです。
このように主観的な判断の入っている表現は、正確さを要求されるビジネス文には不適当なのです。もし、大きさを伝えたかったら「タテ○センチ、ヨコ○センチの机」と、数字(事実)を書けばいいのです。


白沢節子