ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

意外と知らない「電話」のルール

紛らわしい名前には補足説明を
電話では、会社名をはじめ、肩書や氏名などの固有名詞が話の重要なポイントになることが多いものです。

たとえば、「渋谷で待ち合わせ」が「日比谷で待ち合わせ」と相手に誤って伝わってしまったら、場合によっては大問題にもなりかねません。
電話をかける側も受ける側も、固有名詞は正しく伝わるような注意が必要なのですが、なかには聞き取りにくい固有名詞があります。

私の名前の「白沢」を例にあげますと、電話でははっきりと「白沢」と名乗っても、「白川」「平沢」と相手には聞こえるようです。
また、会社名でも「第一電気」が「大地電気」とも聞こえたり、「電気」でなく「電池」に聞こえることもあります。
長年お付き合いしているお客様なら会社名や氏名を間違えることはないのですが、そうでないときは聞き間違えられることがあります。
そこで私は、電話をかけた場合は、「白・黒の『白』にサンズイにシャクの『沢』です」と説明することにしています。

けれども、電話をかけた相手から説明がないときは、「恐れいりますが、会社名(お名前)はどのような字をお書きするのでしょうか」とたずねればよいでしょう。


白沢節子