ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
しきたりがわかれば書ける「文章」のルール
暑中見舞いを出し忘れたら「残暑見舞い」
取引先など他社の人に出す年賀状や暑中見舞いは、会社単位で出しているところも多いようですが、自分の担当しているお客様など、ふだんお世話になっている人には、やはり個人名の入ったものを出すことをおすすめします。
暑中見舞い一つでも、その後の人間関係をよくしたり、ひいてはビジネスにも大きな影響を及ぼすこともあります。
ただし、このように社会的慣習として行われていることは、きちんとルールを守らないとかえって逆効果になることもあり、注意が必要です。
たとえば暑中見舞いですが、これを出すのは期間が定まっています。その時期を外して出してしまうと、常識がない人だということになり、かえって恥をかくことにもなります。
その暑中見舞いを出す期間ですが、一般的には7月15日前後から立秋(8月8日ごろ)までとされています。
もし、うっかりして立秋までに出し忘れてしまったときは、文面を「暑中お見舞い」から「残暑お見舞い」に変えて出せばよいのです。
同様に、年賀状も1月7日を過ぎてしまったら、「寒中お見舞い」として遅れたお詫びの言葉も添えるといいでしょう。これは立春(2月4日ごろ)まで出すことができます。
これも過ぎて、寒さがまだ続いているのであれば、「余寒お見舞い」を2月下旬くらいまで出すことができます。
いずれにしても、時期遅れの年賀状や暑中見舞いほど間の抜けたものはありませんから、期間内に忘れずに出すことが肝心です。
白沢節子
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