ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

意外と知らない「電話」のルール

長電話になりそうなときは相手の都合をたずねる
電話は、かける側にとっては自分の都合のいい時間にかけることができて、オフィスにいながらにして仕事ができる便利な通信手段の一つですが、受ける側にとっては必ずしもそうとは限りません。
一方的にいつ誰からかかってくるかわからないうえ、受け手の都合を無視して入ってくる、大げさに言うと強引な割り込みコミュニケーションといってもよいでしょう。

このようなことから、電話をかけたとき少々用件が長くなりそうだと思ったら、話し始める前に、「少々長くなりますが、ただ今お電話よろしいでしょうか」と、相手の都合をたずねる気配りも忘れないでほしいものです。

相手は来客中かもしれませんし、手の離せない急ぎの仕事をかかえているかもしれません。あるいは、考えごとをしているかもしれません。
そういう相手の都合を無視して、自分の用件だけを長々と話せば、相手をイライラさせ、本当に失礼です。

また、簡単にすみそうだった電話が長引くようなときも、「このままお話していてよろしいですか」と途中でたずねるといいでしょう。
こうした、相手を気遣うちょっとした言葉の気配りが、仕事をうまく進めるうえで大きな支えになってくれるのです。


白沢節子