ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

意外と知らない「電話」のルール

かけた相手からかかってきたときはお礼を言う

電話をかけたとき、先方の担当者が不在ということはよくあります。あとでその担当者から電話がかかってくると、電話をかけてくるのがさも当然というような態度で電話に出る人が少なくありません。

しかし、このような姿勢ではビジネスパーソンとしては、多少問題があると言わざるを得ません。
かけてくるのが当たり前だという考え方は、やはりどこか不遜なところがあります。そうした思いが電話の応対中に気がつかないうちに言葉の端々に出てしまって、相手に不快感を与えてしまうことがあります。

このような場合には、用件に入る前に、かけていただいたことに対して「お電話ありがとうございます」と、ひと言お礼を言うことがまず先決です。

一般にビジネスは、人間関係を通じて進められていくことが多いものですが、このような簡単なお礼を忘れずに言うことが、人間関係を円滑にする一種の潤滑油となるのです。
もちろん、このような挨拶は、とくに人から教えられるものではありませんが、それが自然とできる気配りのある人ほど、仕事のできる人であることは間違いありません。


白沢節子