ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
意外と知らない「電話」のルール
「7」は「ナナ」、「0」は「ゼロ」と発音する
言うまでもありませんが、電話ではお互いの姿は見えません。身振り手振りで説明することもできなければ、相手が聞き返してきたときに文字を書いて見せたり、資料を見せて納得させることもいっさいできません。
そのため電話では、正しく内容が伝わるような表現の工夫が必要になってきます。
とくに数字の場合は、正確に相手に伝わらないと大変なことになるので注意が必要です。聞き間違えやすい数字などは、言い換えて伝えるということもあるでしょう。
たとえば、聞き間違えやすい数字には「1」と「7」があります。ふつう「イチ」、「シチ」という発音をする人が多いと思いますが、聞き間違えやすいので、「7」を「ナナ」と言い換えると間違いもありません。
また、「4」と「9」も「シ」、「ク」ではなく、「ヨン」「キュウ」と言ったほうがいいでしょう。
また、「0」ですが、これも人によっていろいろな呼び癖があるため、やはり誤解が生じやすい数字です。
たとえば、「5008」という電話番号を伝えるとき「五千とんで八番です」とか、「五千とびとび八番です」などと言ったりします。「とび」というのは、慣れていない人にはわかりにくいものです。
このようなときは「ゴウ・ゼロ・ゼロ・ハチ」と発音すれば間違いありません。「ゴウ・レイ・レイ・ハチ」でもいいのですが、「レイ」と発音するより「ゼロ」のほうが聞きとりやすいものです。
いずれにしても、数字を電話で伝えるときは、ゆっくりと、そしてはっきりと発音するよう配慮をしたいものです。
白沢節子
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