ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
意外と知らない「電話」のルール
メモには「本日」「明日」ではなく日付を書く
「本日の5時までに、○○社の○○氏に電話してください」
「明日、午後1時に○○氏が来社の予定です」
このような伝言メモは失格だといえます。
なぜなら、相手がそのメモを読むのは、メモをした日とは限らないからです。もし、メモを読むのが次の日であったら、どういう事態が起こるかは容易に想像がつきます。
受信した日付を書いておけば、「本日」がいつか、「明日」がいつかはすぐにわかる、などと考えてはいけません。
読む人が「この日付からいくと、明日というのは今日のことだな」といちいち考えなければならないようでは、メモとしては不親切なのです。
こういうメモでは、たとえわかりきっていると思われるときでも、「6月20日、午後1時に……」というように、はっきりと日付を書くのが、能率を重んじるビジネスでのルールであると心得ておくべきです。
ついでに言えば、ただ「20日」とだけ書いて、月のほうを落とす人がいますが、これでは「6月20日」なのか「7月20日」なのか、わからないこともあります。
紛らわしさを避けるためにも、「月」もきちんと書くべきですが、このとき、さらに気の利く人は「曜日」も添えて書いているものです。
白沢節子
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