ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

「仕事」がスムーズに進む言葉のルール

たとえ退社時でも忙しそうなら声をかける
仕事には、しばしば“合理性”だけでは割り切れない側面があります。たとえば就業時間についても、朝九時から夕方6時まで働けばいいというものではありません。
人は人、自分は自分といったチームワークを無視した態度をとる人がいますが、決められた時間内で仕事がすめば、この日の仕事は終わりといった態度は禁物です。
たとえ退社時でも、上司はじめ周囲の人が忙しそうに働いていたら、「何かお手伝いすることはありませんか」と協力の声をかけ、積極的に人の仕事を手伝うぐらいの気配りをすべきです。
「手伝う」と言われたほうにしてみれば協力を申し出た人に好感を持つでしょうし、目をかけてくれることにもなるのです。その結果、得するのは自分なのです。
与えられた仕事をすればそれでよしとする現代的な割り切り方だけでは、仕事の生産性は上がりませんし、仕事の幅も広がりません。
仕事がなくても、自分から仕事を求めるという姿勢は、チームワークを重視するビジネスの場においては重要なことです。
もちろん、仕事にかかわることだけではありません。人間関係もスムーズになるメリットもあります。
間違っても、退社時間の間際にそわそわと時計を眺めるような態度をとるべきではありません。


白沢節子