ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

「人間関係」がうまくいく言葉のルール

日本語は「です」「ます」と語尾まではっきりと言う

きれいな話し方をする人は、ほかの人たちとどこがどう違うのか、あなたはおわかりですか。
もちろん発音がはっきりしていて滑らかだとか、声がいいとか、言葉の選び方が適切だとかいろいろ要素はありますが、一つのポイントに「語尾」の言い方があります。
つまり、「……です」「……ます」、あるいは「……でございます」というような言葉の語尾まではっきりと明瞭に相手に聞こえると、きれいな話し方になるのです。
これに対して、最近の若い人たちのなかには語尾がどこかへ消えてしまったような不明瞭な話し方をする人が多いのです。これでは、いかにもオドオドした印象を聞く人に与えてしまい、それだけで損をしてしまいます。
とくに、肯定か否定かの語句がセンテンスの最初のほうで示される欧米の言葉と違って、日本語は文末でそれが示されるだけに、語尾が不鮮明な話し方は正確を旨とするビジネス会話ではマイナスなのです。
「ます」なのか「ません」なのか、あいまいな言い方では、仕事にも支障をきたすことになりかねません。
くどいようですが、会話では語尾をはっきりと言うように心がけることがビジネスでは大事なことなのです。
語尾のはっきりした歯切れのいい話し方をすれば、相手の受ける印象も違ってきます。とくに「ございます」がはっきり言えるようになれば、ビジネスパーソンとしての質の高さを印象づけられます。


白沢節子