ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)
「人間関係」がうまくいく言葉のルール
上司から一杯誘われたら「お言葉に甘えまして」のひと言を
上司からお酒を誘われたとき、若い人は大きく次のようなタイプに分けられます。
一つは「今日は友人と約束がありますので」と、そっけなく辞退するタイプ。もう一つは、「待ってました」とばかりにホイホイとついていくタイプです。
言うまでもなく、どちらもビジネスパーソンとしては失格です。目上の人の誘いは、何が何でも付き合う必要はありませんが、いつも断ってばかりでは「酒に付き合うのも仕事のうち」と考えている上司や先輩との人間関係がスムーズにいくわけがありません。
また、学生時代とは違うので、誘いがあるたびに「待ってました」では、何をしに会社に来ているのが疑われてもしかたありません。少なくとも3回に1回ぐらいの割合で付き合うことをおすすめします。
このように目上の人の好意を受ける際、注意したいのがそのときの答え方です。とにかく遠慮がちに腰を低くしていれば間違いなし、と心得ているような人もなかにはいます。
だからといって「本当にご一緒してもいいんですか」と遠慮がちに言ったり、逆に馴れ馴れしく「飲むのは大好きです」とはしゃぎすぎるのも考えものです。
ここは、「お言葉に甘えましてご一緒させていただきます」と、素直に受ければいいのです。
白沢節子
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