ビジネスわかったランド (ビジネスマナー)

「人間関係」がうまくいく言葉のルール

プライベートな相談はソフトに切り出す
個人的なことで上司に相談したい、と思うことがあります。
たとえば、異動のこと、精神的に落ち込んでいること、育児休暇や介護休暇のこと、同じ部署の人と結婚が決まり、結婚前にどちらかを異動させてほしいと思うとき、などです。
このような個人的な事情で会社や社内の人たちに迷惑をかけるなど、何らかの影響が出そうなときは、そんなに悠長にしていられません。そういった相談をするときは切り出すタイミングと、言葉をよく考えて選ぶ必要があります。
まず、相談のタイミングですが、仕事に関係あるなしにかかわりなくプライベートな問題を勤務時間内にするのは控えたいものです。昼休みとか仕事が終わって上司が帰宅する時間に持ちかけたほうがいいでしょう。
また、そのときの言葉遣いも「お話ししたいことがあります」と改まるのは考えものです。上司も仕事のことで重大な事態でも発生したのかと身構えてしまいます。
こうしたときには「聞いていただきたいことがあるのですが、少々お時間をいただけないでしょうか」と、ソフトに切り出せば、上司をいたずらに緊張させずにすみます。
相談の内容が個人的なものにわたるときは、これぐらいの配慮を心がけるのが当然の務めといえます。


白沢節子