ビジネスわかったランド (経営・社長)

経営計画の立て方・進め方

見込み客を5社あげてみよう
では、不確定な売上の予測を、どうやって立てるのでしょうか。それは、お客さまとの関係によって異なります。ここでは下記の4つのタイプに分類して考えます。
(1) こちらから営業して、お客さまをゲットする
(2) お客さまが来るような仕掛けをして、ひたすら待つ
(3) お客さまを育てる
(4) 上記の複合型

こちらから営業して、お客さまをゲットする場合(BtoB)

まずは上記(1)のパターンについて見ていきます。
取引先が事業者で、いわゆるBtoBと言われる場合には、ほとんどが(1)のパターンになるでしょう。
この場合、注文してくれる確率が高そうな取引先を、5社程度見つけて見込み客リストを作成します
商品をOEMで提供したり、自社商品をつくるだけで直接消費者への販売はせず、代理店や販売業者に買いとってもらうケースもあります。この場合には事業計画の段階で、売れる可能性を相手先にヒアリングしておくことが必要です。実際の商品に近いサンプル品を用意したり、カタログなどを持参したりして、買ってくれそうな取引先に、「この商品(サービス)をどの程度買ってくれますか?」と質問してください。その感触から、見込みを推測します。
しかし、こういう場合、社交辞令も手伝って相手は色よい返事をしてくれるのが普通です。そこで、相手の返事の2~3割引きで販売予測を立てることが、目標達成の秘訣です
もし、この段階で見込み客リストの作成ができないということであれば、見込み客のターゲットを間違えているか、商品に問題があるかのどちらかです。もう一度品質や価格の見直しをする必要があります。

Q. 見込み客を5社あげてみよう

※ソイ・マヨの販売先としてナチュラルローソンや紀ノ国屋などの高級スーパー各店舗を、販売前から営業担当者がサンプル品を持って個別に訪問。仮注文のときの入荷時期や個数(初年度)についてまとめました。担当者の感触から、その個数で確定する確率も入れています。同時に東京23区の小学校の生徒数を調べ、高級スーパーの立地を加味して、初年度に働きかける有効なターゲット校をまとめました。