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朝礼

派閥やグループはチームワークを乱す

私的感情を抑え協力し合う

映画やテレビでときどき社内派閥をテーマとした作品が放映されることがあります。A専務とB常務が次期社長の座を巡って争い、社員も2派閥に分かれて抗争しているといったような話です。
これは絵空事ではなく、現実にそうした派閥争いが展開されている会社がけっこうあります。社内抗争も経営方針を巡る争いなら、話し合いで解決することが可能ですが、権力争いになると、会社の利益など考えない泥沼の抗争になりがちです。そうした会社はたいてい業績が落ちてきます。
これは会社単位の話ですが、部課などセクション内でも、それに似た状況が発生することがあります。それは派閥抗争というような深刻なものでなく、いくつかのグループができて、お互いに反発し合うことがあるということです。
人間誰しも気の合う人間と嫌いなタイプの人間とがいます。気の合う同士が何となく集まって、グループのようなものができます。飲み会やゴルフなどにもそうした仲間で行くし、仕事でも助け合ったり、情報を共有したりします。グループ外の人を疎外するわけではありませんが、表面的・事務的なつき合いにとどまります。
緩やかなグループであっても、こうした人間関係はセクション全体のチームワークを悪くします。同じセクションで同じレールの上を走る仲間として、個人的な好き嫌いを抑えて協力し合うことが強いチームワークを生み、セクションの業績を上げることになるのです。