ビジネスわかったランド (営業・販売)

朝礼

社内歩け歩け運動

健康な社員増加で業績もアップ

都内のメーカーのA社では、社内ウォーキングマップを作って「歩け歩け運動」を行っています。
それは、社内の各セクション間、および構内の主要地点間の距離を書き込んだ地図で、各部の壁に貼られています。それを見ると、就業時間中にどのくらい歩いたかがわかるようになっています。たとえば、今日は経理部まで2回、企画室まで3回往復したほか、構内のA・B・Cの3地点に行ってきたから、全体でだいたい何メートル歩いた、というふうに見当をつけられる仕組みです。
この仕組み自体は大変評判がよく、ある社員はこう語っていました。
「毎日少しでも多く歩こうという意欲が沸いてきて、以前ならおっくうで出向かなかった場所にも積極的に歩いていくようになりました」
このシステムを提唱したのは、社内の健康保険組合でした。ここの組合もご多分に漏れず支払い医療費の増大に悩んでいました。それを減らすには、社員に健康になってもらうのがいちばんです。費用がかからず、仕事をしながらできる運動は何かと考えたところ、ウォーキングだという結論になり、始めたのがこの運動。3年めごろから社員の疾病罹患率が下がり始め、それに伴って支払い医療費も低下してきたそうです。
健康な社員が増えたので、病欠も減り、士気も高くなって業績も上がってきたといいます。
私たちの職場でもできそうですね。実行方法を考えてみましょうか。