ビジネスわかったランド (営業・販売)

朝礼

問題は動きながら考える

状況は常に変化する

仕事で何か問題が起こった場合の対応のしかたは、人によって異なっています。
ほかの仕事をいっさいやめて、その問題の解決に全力をあげるタイプと、すぐに解決法が見つからなければ、関連するほかの仕事をどんどん進めながら、そのなかで解決法を考えていくタイプとがあります。どちらが、よりよい解決策に至ると思いますか?
ビジネスの世界では、それだけで単独で存在する問題というのはありません。あらゆる問題が相互に関連しあい、錯綜しています。
しかも、ビジネスの世界では、物事はきわめて流動的です。一時は問題であったものが、時間が経つうちに大した問題でなくなったり、反対に収拾しがたい問題になったりといったふうに、問題が変質することが珍しくありません。
ですから、「立ち止まって考える」のは、ビジネスの世界ではあまり意味がないし、ときには危険でもあります。すぐに解決できない問題は、一時棚上げにして、仕事を進めます。時間が経つと、その解決法が自然に見つかったり、あるいは解決する必要がなくなっていたりするものです。
問題の性質を分析検討して、すぐには解決できそうもないと踏んだら、解決できそうな状況ができるまで待つのもひとつの方法なのです。