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朝礼

仕事の順序を真剣に考えるには

パーキンソンの第一法則

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という言葉があります。
これはイギリスの歴史学者C・N・パーキンソンが提唱した「パーキンソンの法則」の第一法則です。
企画書を作るときやプロジェクトを実行するときなど、この程度の仕事量なら期限までには楽に仕上げられると思って、初めのうちはやりやすい仕事をやります。ところが期限はあっという間に近づき、重要な仕事を終えていないのに気がついてあせりまくる。そして残業を重ねて何とか間に合わせる。こんな経験をした人は少なくないでしょう。
こうした愚かさを避けるにはどうしたらよいと思いますか。ひとつの方法として、この法則を裏返して、「仕事の量は無視して期限を決めてしまう」というのはどうでしょう。
期間は普通、この仕事量だとこのくらいかかるという経験値から決められます。それを無視して、たとえば1カ月という期間が指定されたら、20日目が期限だと決めてしまうのです。
こういう無茶な期限から逆算すると、何をどういう順序で行わなければならないかを真剣に考えます。最も重要な仕事を先に集中して行い、優先度の低い仕事は後回しにするか、他の人に任せる。そんなふうに考えると、期限に間に合わせられるようになりますよ。