ビジネスわかったランド (営業・販売)

朝礼

言葉のキャッチボールが大事

状況に応じた言葉のやり取り

休日には、私、子どもとよくキャッチボールをするんですが、寄る年波のせいか、あまりうまいとは言えません。ボールを受けそこなったり、暴投したりしますが、だんだん勘が戻ってきて失敗なしにキャッチボールができるようになると、気分がいいんですね。
「コミュニケーション」は、何となくわかっているのに、あらためて意味を訊かれると説明しにくい、やっかいな言葉ですが、言葉というボールを使ったキャッチボールと考えると、わかりやすくなります。
たとえば私たちがクライアントと価格交渉するようすは、まさしくキャッチボールです。最初は緩やかなボールを投げ合っていますが、自分のほうの主張を通すために、ときに強いボールを投げたりします。価格を少し下げる代わりに別の面で譲歩を求めるというのは、まあ変化球のようなものですね。
こうして交渉がまとまり、つき合いが長くなると、受けそこないや暴投がなくなり、安定したキャッチボールが続きます。ある程度長くつきあうと、相手の気持ちや立場がお互いにわかってきます。そのため、無理な球を投げたりしないので、安定したキャッチボールができるんですね。
商談だけでなく、会議でのやり取りや雑談なども同じです。状況に応じた言葉の使い方を覚えるとともに、相手の気持ちや立場も理解できるようになりたいものです。