ビジネスわかったランド (営業・販売)

朝礼

見かけを変えることで営業成績向上

外見を変えれば内面も変わる

数年前、私はある営業マンからこんな相談を受けました。彼は6年も営業部門にいるのに、成績が上がらず、昇進でも後輩に追い越されそうだが、どうしたらいいだろうか、というのです。
私は彼を見て、さもありなんと思いました。ぼそぼそした聞き取りにくい声で話し、視線が落ち着かず、猫背で、全体にさえない雰囲気が漂っているのです。私は、次の4点を練習して身につけたらどうかとアドバイスしました。

(1) 口角を上げる。すなわち唇の両端をいつも両耳の方向に引くようにする。
(2) 歩くときも座っているときも、背筋をまっすぐにする。
(3) ちょこちょこ歩きでなく大股めに歩く。
(4) 相手の顔を見て話す。

日本人、とくに男性は年を取るほど、口がへの字になる人が増えます。への字だと、不機嫌そうで硬い表情になりますが、口角を上げると、微笑んでいるような表情になります。
(2)と(3)は、活発で明るい感じを与えます。(4)はいわゆるアイコンタクトで、苦手な人が多いのですが、目を合わせなくても相手の顔を見て話すだけで真剣な印象を与えられます。
彼は、この4つを忠実に実行したようで、1年ほどあとに、所属セクションの責任者になりました。どうも営業の成果が上がらないと思ったら、自分の外見に問題がないか検討してみましょう。