ビジネスわかったランド (営業・販売)

朝礼

まず自分のことを知ろう

人に自分のことを訊いてみよう

「汝自身を知れ」という言葉をたまに耳にします。誰の言葉かはっきりしませんが、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが自分のモットーにしていたことから、彼の言葉ということになっています。
この言葉の意味ですが、「自分が無知であることを自覚し、その自覚に立って真の知恵を得て、正しく行動せよ」と解釈するのが一般的です。
ということになりますと、真の知恵を得て、正しく行動するためには、まず自分が何者なのか、すなわちどんな性格で、どんな種類の能力を持っているかを知ることが必要になります。これがわからないと、どんな勉強をしたらよいか、どんなふうに自分を鍛えたらよいかがつかめません。ところが、自分の性格や能力は、意外に自分ではわからないものなんですね。
これで迷っている人は、家族や親友など親しい人たちに尋ねてみたらどうでしょう。自分のことをしっかり見てくれていると思う恩師や上司に訊いてみるのもいいでしょう。
「自分はこういうことをしたいのだが」、または「こういう仕事に向いていると思うのだが、どうでしょうか」といったふうに率直に意見を聞くのです。案外、自分では気がつかなかった面を指摘してもらえたりします。
それらを参考にして、自分に不足している事柄や伸ばすべき能力を考えます。そうすれば自然とどんな勉強をしたらよいかがわかってきます。みなさんもやってみてください。