ビジネスわかったランド (営業・販売)

ちょっといい話

無気力の怖さ
無気力の怖さ
   カマスという魚の環境適応の話です。
   水槽にカマスを入れて、エサになる小魚を一緒に入れておきます。ただし、真ん中を透明なガラスで仕切って、仕切りのむこうに小魚を泳がせておくわけです。カマスは小魚を食べに何度も近づくんですが、そのたびに、ガラスにぶつかって痛い目にあいます。やがて、あきらめて動くのをやめてしまいます。
   そこで、今度は仕切りのガラスをとり払い、小魚を自由に泳がせます。すると、痛い目にあったカマスは、近くを泳ぐ小魚をみても、もう食べようとはしません。状況の変化に気づかないのです。
   人間も、努力しても成果が上がらない状況が続くと、無気力になってしまいます。そうなると、ちょっと手を伸ばせば届くようなチャンスさえ、みすみす逃してしまうことになります。
   いま、私たちを取り巻く環境は、大きく変わろうとしています。これまでの経験にとらわれることなく、状況の変化に目を向けようではありませんか。

監修
福田 健