ビジネスわかったランド (営業・販売)

ちょっといい話

同じ背丈で話しかける
同じ背丈で話しかける
   先日、若い男性がこんな話をしてくれました。
   「ぼくは北海道の出身で、学生時代はスキーの指導員をしていました。小学5、6年の子供たちに教えるのは難しいもので、彼らはなかなかいうことをきいてくれません。
   あるとき、何の気なしに、しゃがみ込んで彼らの目の高さと同じ位置で話をしました。すると、いつもいうことをきかない彼らが、うれしそうにニコニコして『うん、うん、わかった』なんて、実にかわいいんです。
   それで気づいたのは、ふだん立ってしゃべっているのが、子供たちからすれば上から下へ押さえつけられているような感じがして、圧迫感を受けていたのではないかと。以来、同じ目の高さで話すようにしています」
   ちなみに、東京ディズニーランドの従業員も、子供と話すときは、同じようにしている、といいます。現場を大切にし、現実に学ぶところから、このような生きたノウハウが生まれてくるのではないでしょうか。

監修
福田 健