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ちょっといい話

一人の存在が周囲を変える
一人の存在が周囲を変える
   エンジニアの木村さんは自動車事故で、左足を骨折して入院しました。退院したときも、左足を支える鉄棒が入ったままであったといいます。
   一年ほどして、鉄棒を抜くために再び入院。ところが、同じ病院だったのに雰囲気が明るくなっているのに驚かされました。18歳の看護学生がいて、彼女の存在が、周囲を明るくしているのでした。
   木村さんに「こんにちは」と、笑顔で声をかけた第一印象がさわやかでした。入院中も、木村さんは彼女の仕事ぶりに感心しました。全身で看護に当たり、笑顔を絶やすことがありません。患者一人ひとりに「気分はどうですか」と、やさしく声をかけてくれます。
   退院するとき、玄関まで駆けてきて「木村さん、退院おめでとうございます」と笑顔でいってくれたその表情は、いまでもはっきり覚えています。
   たった一人の存在が周囲を明るく変える。ものの本では、そう書かれていましたが、自分で体験してみて、本当にそういうことはあるのだと、驚かされました。

監修
福田 健