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冠婚葬祭
媒酌人の挨拶（５）
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媒酌人の挨拶（５）
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| さて、同じ言葉が語られても、語り手によって、その響きが違ってしまうものです。同じモーツアルトの曲でも、演奏者によってその味わいが違うのと同じです。私たちも日頃、忠告されて、素直に「すみません」といえる時といえない時がありますが、これも話す人の違いなのです。 聖書の言葉に「心に愛がなければ、どんなに素晴らしい言葉も心に響かない」とあります。言葉には、影も形もありませんが、人の口を通して出てきますと、暖かいと感じるときもあれば、冷たく感じるときもあります。この差は、言葉そのものに、愛情がこもっているかどうかの差なのです。 私たちは、人と人とのつながりの中で生きている以上、人間関係と無縁でいることはできません。人間関係の基本は、他人に対しての思いやりや誠実さです。言葉を代えれば、他人に対する愛であるといえましょう。 これから、長い人生をお二人で過ごしていくわけですが、お互い心のこもった言葉で接するよう心がけて欲しいと思います。どうぞ、お二人ともお幸せに。 監修 福田 健 |
