ビジネスわかったランド (営業・販売)

朝礼

まず名前を覚え、名前で呼ぼう
まず名前を覚え、名前で呼ぼう
   「職場を明るく」とか、「個人の尊重を」といっても、とかく抽象的な話になってしまいます。それらを毎日の仕事の中で具体的な実践に結び付けるものは何でしょうか? それは、簡単なようですが、一人ひとりの名前を大切にすることだ、と思うのです。
   先日も「ちょっと、彼女」と呼ばれた女性社員が、思わずムカっとして「わたし、彼女じゃありません」と言い返した、という話を聞きました。
   皆さんの中で、「キミ」とか「ちょっとそこの人」「そこの女の子」といった呼び方をしている人は、いますぐにでも、その習慣を改めてほしいと思います。
   わが社でも、パートのご婦人、アルバイト、派遣社員、期間社員などの労働力が増えています。経営環境を考えても、その比重は増える一方です。一人ひとり、すぐに名前を覚えて、名指しで呼ぶようにすれば、相手にしても気持ちがいい。いい気分で、いい仕事をしてくれるはずです。
   誰にとっても、自分の名前には愛着があります。だから、名前を呼ぶことは相手を尊重することであり、人の心をつかむ早道なのです。
   アメリカの心理学者は、「人の名前を忘れるのは、手にしたダイヤモンドを落とすのに等しい」といっています。「どうも名前を覚えられなくて・・・」とボヤく前に、どうか、この言葉を思い出して、名前で呼ぶことにチャレンジしてください。

監修
福田 健