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怒声は人をダメにする
怒声は人をダメにする
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ソロモン諸島の原住民は、木を倒すとき、大声で怒鳴りつけるといいます。 毎朝、夜明けに大木のそばに忍びより、いきなり大声で木に向かって怒鳴るのです。 これを30日続けると、木は次第に衰えてきて、ついに倒れてしまうといいます。木も生物の一種で、命があります。命あるものは、怒声を浴びせられると、何とも暗い気分に陥り、生きるのがいやになるそうです。そのために、大木も倒れるのです。 人間も、毎日のように文句をいわれ、怒鳴りちらされたら、意気消沈してダメになってしまいます。 大声で叱ったところで、人間の心など、自分の思いどおりになるものではありません。かえって逆に、生き生きとした気持ちを失わせてしまうだけではないでしょうか。 気に入らないからといって相手を責めることは、人を育てるのとは逆の方向に向かっていることを承知しておくべきでしょう。 監修 福田 健 |
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