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ビジネスノウハウ

動かないエスカレーター
動かないエスカレーター
   先日、新聞のコラムに「思い込み」という記事が載っていました。
   駅にある下りのエスカレーターが故障して、止まっていたとします。止まっているのがわかっているはずなのに、乗ろうとして前につんのめりそうになります。
   これは、「エスカレーターは動いているものだ」という思い込みによる結果かも知れないというのです。
   「機械化によって、人間の体の感覚までも変わってしまうのだろうか? われわれが必死になって作ってきたいまの時代、技術が進歩し、物も豊かになったが、これも人間の愚かな“思い込み”なのかも知れない。そのことで、失っているものがあるのではないか。」そんな内容の記事でした。
   機械化が進むことによって、ちょっと立ち止まって考える余裕なり、人間的なふれあいや相手に対する思いやりなどが忘れられてきているようです。“人間本来のよさ”“人間性”といったものに、もう一度光を当ててみる必要があるのかも知れません。
   ちょっとした「思い込み」も、それがどこからくるのか、日常を振り返ってみたいと思います。

監修
福田 健