ビジネスわかったランド (営業・販売)

リーダーシップ

“やさしさ”は“強さ”
“やさしさ”は“強さ”
   「囲碁の世界でも、強い人というのは、追いつめられた状況下でも“やさしさ”を発揮でき、ゆとりと厚みを持った人です」と、強豪・武宮正樹さんが書いています。
   「囲碁の勝負に強い人は例外なく“やさしさ”がある。その心が、きびしい勝負の世界の緊張の持続に耐える力になる。表面的な強さだけでは、いずれ自滅していくのです」ともいっています。
   シングルの腕前をもつ武宮さんは、ゴルフでも同じだといいます。ちょっとしたことで、ピリピリ、イライラするようでは、すぐにスコアを崩す。初心者のミスやリズムの悪さを、いちいち気にしたり叱責したりするのは心の弱さの証拠。たとえ負けても、「本来の自分らしさ、冷静さ」を発揮して堂々としていたいもの、というのです。
   やさしい心を人に示すと、逆に自分も蘇生される、という体験は誰にでもあると思います。気持ちが近視眼的になっているとき、イライラしているときこそ、“やさしさ”を取り戻し、ねばり腰で苦況を乗り越えていって欲しいものです。

監修
福田 健