ビジネスわかったランド (営業・販売)

リーダーシップ

「正当な評価」が結ぶ絆
「正当な評価」が結ぶ絆
   皆さんもご存じの森川さんが、先月、定年退職を迎えました。
   その夜の送別会には、50人以上の後輩が集まりました。それぞれが、森川さんの30年以上に及ぶ職業人生のどこかで、一緒に仕事をした間柄です。
   50人もの人が別れを惜しむというのは、インフォーマルな会合としては、この会社でも異例なことでした。
   その秘密は、部下に対する接し方にあったと思います。見ていないようでも、一人ひとりを細かく観察し、的確なアドバイスや評価を与えていたのです。
   「君はこの点がすばらしい」「これで君はいいのか」と、よく個別に声を掛けていました。人は正当な評価をされたとき、その相手に対して本当の親しみをおぼえ、協力しようという気持ちになるものです。
   そのようにして生まれた絆は、終生変わることはありません。

監修
福田 健