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人間関係の知恵

必要なときに必要な一言を
必要なときに必要な一言を
   先日の業務会議に出席したときのことです。
   私の隣にいたA君は、会議が終わってから合理化策の内容が、自分の主張が足りないために不十分なものになったと、しきりに反省していました。
   その会議は、活発な討論もなく、提出された合理化案に、たいした変更も施されず、平凡でありきたりのものになってしまいました。結果的には、わざわざ忙しい時期に会議を開く必要がなかったとさえ感じられました。
   会議というものは、人の意見に刺激されてさらによい意見が出るはずなのに、それが出なかった結果に残念なものを感じます。
   各人の持っているものから最適なものを選ぶのでなく、各自の意見をお互いにぶつけあうことで、そこからもっとよい考えが浮かんでくる。そこにみんなで討論をする値打ちがあるのです。それだけに「必要なとき」に「必要な一言」が大切になります。
   わざわざ会議を開く意義は、そこにあるのです。会議での発言に遠慮は禁物です。

監修
福田 健