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人間関係の知恵

断わりはきっぱりと
断わりはきっぱりと
   たまにならいいだろうと、しつこい頼みごとなどに応じると、一回が二回、二回が三回と、ズルズルと相手のペースにはまってしまうことがあります。
   女性が男性からデートに誘われ、押しの一手で追いまくられて、仕方なく、「一度ぐらいなら」と、つきあいます。一度つきあうと二度目は断りにくくなるものです。男性からすれば、そこがつけ目で、二度三度と付き合ううちに、深みにはまって抜けられなくなる、というのはよくあるケースです。
   これとは別に、男性が女性に、毎晩電話をかけ続けると、最初は女性のほうが、うっとうしいなあ、と思っていても、そのうち電話がかかってくるのが習慣のようになってしまって、今度は電話がかかってこないと、「今日はどうしたのかしら」と逆に不安になる、という話もあります。
   心理学では、「間欠強化」といって、徐々に形成された習慣は、消去するのがむずかしいという定説があります。
   人の誘いには、あいまいな態度が一番いけません。断るときはきっぱりと断りましょう。

監修
福田 健