ビジネスわかったランド (営業・販売)

ユーモアの効かせ方

ジョークの使い方
ジョークの使い方
   スナックのカウンターに座っていた二人の男が、何やら真面目な問題を議論していました。そのうち議論が白熱し、いまにも取っ組み合いのケンカを始めそうな雲行きになってきました。周りの客たちも、心配そうに二人をちらちら見ています。そのとき、マスターがいいました。
   「平和論はやめろ! ケンカのもとだ」
 このジョークで、一同爆笑。険悪な雰囲気は、一転してなごやかになりました。
   ジョークやユーモアは緊張をやわらげる作用をします。人生、大袈裟に考えると肩が凝りますが、リラックスできないと、持っている能力を十分に発揮することができません。
   芥川龍之介も、次のようにいっています。
   「人生は、一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わなければ危険である」
   確かにジョークの使い方はむずかしいものです。うまく使えば、座をくつろがせますが、使い方を間違えれば、せっかくのジョークも台無しになってしまいます。うまく使えるようになるためには、その場の雰囲気や相手の状態に敏感になることです。

監修
福田 健