ビジネスわかったランド (営業・販売)

売掛金管理と代金回収

信用調査の進め方は
 玄関口よりは勝手口の状況を観察したり、支払日に訪問して支払状況をつかむなどキメ細かな観察が必要となる。また、悪いうわさが立てば手遅れになるから、日常的に先方の動きや変化のキャッチに努めることが大切である。

セールスマンが行なう取引前の信用調査
取引を開始するための信用調査は、大別して2つある。
・予備調査=あらかじめ、各種名簿・資料によって、経営状態や社会的信用を調査し、実地調査の予備知識を得る。
・実地調査=実際にお客のところに訪問して行なう調査で、セールスマンは、訪問時に常に意識して調べなければならない。
ここでは実地調査、セールスマンが訪問したときに、どのようなことに留意すべきかを考えてみよう。
それを相手が個人の場合と商店や法人の場合に分けてまとめたのが、次の図表である。


取引先の信用変化をつかむポイント
取引前に信用状態が良好であっても、取引中に信用が低下することもある。それでは今後の取引に影響が出るから、取引先の信用状態変化の兆候を正確に把握しておかねばならない。
そのポイントをまとめたのが、次の図表である。


著者
羽村 光明(マネジメント・コンサルタント)
2004年11月末現在の法令等に基づいています。