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事務ワーク

受講報告書の上手な書き方は
 受講報告書は、単に事実を報告するだけのものでは意味がない。最も大切なのは、どんな講習を受けて、自分がどのように決意したか、という今後の具体的な行動計画を上司に誓約するためのものと考えることである。
図はフリースタイルの受講報告書である。5W的に設定した項目が1~6で、上司の最も知りたがる項目が7である。


主な内容
記入例のように講義項目を書くだけでもよいが、
・各内容の要点を別紙にまとめて添付する
・受講中に取ったノートの全文を添付する
・テキストや配付された資料のコピーを添付する
といったことで代用してもよい。その選択はあらかじめ上司に相談しておくのが無難である。

反省したこと、目覚めたことの要点を簡潔に書く
最も誤った受講報告書はセミナーがよかった・つまらなかったという感想や他人事のような評論である。講師の話が下手だった、会場が狭かった、昼食が粗末だった、空調の音がうるさかったなどと書いても、そんな不平不満を上司が知っても何の意味もない。

学習の成果と業務への活用
「所感」や「感想」としてもよいが、その場合でも、講習会の批評や不満を書くのではないことに留意すべきである。
要するに、何を学び取り、今後にどう活かすかを書くのが受講者の義務である。
・とくに強く反省したこと
・気づいたこと
・目覚めたこと
・心を動かしたこと
の要点を簡潔に書けばよい。

著者
藤森 悠紀男(株式会社経営開発研究所社長)
2004年11月末現在の法令等に基づいています。