週報は、日報と並んで、日常活動の具体的な行動報告であり、実績報告であるが、反省と今後の改善が重要である。

週間執務報告
営業という仕事は、いわば監視されない仕事であるから、時間管理がきわめて重要である。時間と実績を押さえるのが営業マン管理の柱であるから、週報も「販売実績週報」と、次の図表のような「週間行動記録」の２本立てにするとよい。

図は、１週間の行動記録を中心にした報告である。行動状況を把握するのに適しているが、１日に何十軒も訪問するような短時間単位の職務には向かない。

細かい仕事の報告は集約した書き方でよい
記入に当たって、５分や１０分の細かい仕事については、「各種資料の作成」といった集約した書き方でよい。記入例の仕事の頭に付した記号は、最下段の「記号」欄に示したように、仕事の性格による分類である。

反省と今後の改善がなければ無意味である
下欄の仕事の種類別の時間トータルと、構成比を見ての反省と今後の改善が重要である。それをしないと、この報告をすることの意味がなくなってしまい、ただ面倒な仕事を１つ増やすことになるだけである。

著者
藤森　悠紀男（株式会社経営開発研究所社長）
２０１０年６月末現在の法令等に基づいています。