ビジネスわかったランド (お役立便覧)
取引先への祝金と見舞金・香典の相場
社外への災害・傷病見舞金
下図は、取引先を対象とする災害・傷病見舞金規程の有無を尋ねたものだが、規程がない企業がほとんどで、規程がある企業は7社(3.0%)に過ぎない。
ほとんどの企業では、取引先関係者の罹災や傷病の状況を見て、そのつど対応を決定していることがわかる。
(2)取引先の社長・担当者宅などの罹災
(2)取引先担当者の傷病
この調査では、
・取引先の社屋・工場等の罹災
・取引先の社長・担当者宅などの罹災
・取引先社長の傷病
・取引先担当者の傷病
について、一般的な取引先と重要な(特に懇意な)取引先に分けて回答してもらった。
「取引先の社屋・工場等の罹災」では、一般的な取引先には10,000円という企業が6割を占めた。一方、重要な取引先では30,000円が多く、最高額の20万円までバラツキがある。
もちろん罹災の程度によるが、一般的な取引先で10,000円、重要な取引先で30,000円ないし50,000円が目安となろう。
具体的な支給例としては、特に九州の企業を中心に熊本地震を挙げるケースが多かった。たとえば、
・被災した取引先に自社製品(食品)を会社名で贈った
・取引先社長宛てに水と食糧を会社名で
・倉庫が損壊した取引先に社長名で5万円の見舞金
などの回答があった。
「取引先の社長・担当者宅などの罹災」は、個人に対しての見舞金となるため、重要な取引先でも30,000円までが多い。目安は一般的な取引先で10,000円、重要な取引先で10,000円ないし30,000円。
「取引先社長の傷病」も自宅の罹災とほぼ同じ傾向が見られる。一般的な取引先で10,000円、重要な取引先で10,000円ないし30,000円が目安となるだろう。
「取引先担当者の傷病」については、他の例より回答額は低い。一般的な取引先、重要な取引先ともに10,000円が目安である。
ほとんどの企業では、取引先関係者の罹災や傷病の状況を見て、そのつど対応を決定していることがわかる。
◆取引先の見舞金規程の有無
下表は、取引先やその関係者の罹災・傷病に際しての見舞金の額である。◆取引先への災害見舞金
(1)取引先の社屋・工場等の罹災一般的な取引先への見舞金 | 重要な取引先への見舞金 | ||
回答社数 | 58社 | 58社 | |
最高額 | 100,000円 | 200,000円 | |
最低額 | 3,000円 | 5,000円 | |
中位額 | 10,000円 | 30,000円 | |
平均額 | 17,690円 | 39,569円 | |
2014年調査平均額 | 22,815円 | 64,831円 | |
2012年調査平均額 | 17,739円 | 42,955円 | |
回 答 額 の 分 布 |
10,000円未満 | 6社 | 3社 |
10,000円 | 35社 | 11社 | |
20,000円 | 5社 | 3社 | |
30,000円 | 7社 | 22社 | |
50,000円 | 2社 | 11社 | |
100,000円以上 | 2社 | 7社 | |
その他の金額 | 1社 | 1社 |
一般的な取引先への見舞金 | 重要な取引先への見舞金 | ||
回答社数 | 45社 | 45社 | |
最高額 | 100,000円 | 200,000円 | |
最低額 | 5,000円 | 5,000円 | |
中位額 | 10,000円 | 30,000円 | |
平均額 | 16,111円 | 34,444円 | |
2014年調査平均額 | 14,564円 | 22,952円 | |
2012年調査平均額 | 16,875円 | 31,000円 | |
回 答 額 の 分 布 |
10,000円未満 | 3社 | 2社 |
10,000円 | 32社 | 13社 | |
20,000円 | 2社 | 4社 | |
30,000円 | 5社 | 16社 | |
50,000円 | 2社 | 5社 | |
100,000円以上 | 1社 | 4社 | |
その他の金額 | 0社 | 1社 |
◆取引先への傷病見舞金
(1)取引先社長の傷病一般的な取引先への見舞金 | 重要な取引先への見舞金 | ||
回答社数 | 49社 | 49社 | |
最高額 | 30,000円 | 100,000円 | |
最低額 | 3,000円 | 5,000円 | |
中位額 | 10,000円 | 10,000円 | |
平均額 | 11,184円 | 21,429円 | |
2014年調査平均額 | 14,564円 | 22,952円 | |
2012年調査平均額 | 15,650円 | 31,750円 | |
回 答 額 の 分 布 |
10,000円未満 | 6社 | 2社 |
10,000円 | 37社 | 23社 | |
20,000円 | 3社 | 4社 | |
30,000円 | 3社 | 16社 | |
50,000円 | 0社 | 3社 | |
100,000円以上 | 0社 | 1社 | |
その他の金額 | 0社 | 0社 |
一般的な取引先への見舞金 | 重要な取引先への見舞金 | ||
回答社数 | 42社 | 43社 | |
最高額 | 30,000円 | 50,000円 | |
最低額 | 3,000円 | 3,000円 | |
中位額 | 10,000円 | 10,000円 | |
平均額 | 10,095円 | 15,535円 | |
2014年調査平均額 | 10,814円 | 14,706円 | |
2012年調査平均額 | 13,667円 | 21,471円 | |
回 答 額 の 分 布 |
10,000円未満 | 6社 | 2社 |
10,000円 | 33社 | 29社 | |
20,000円 | 2社 | 3社 | |
30,000円 | 1社 | 7社 | |
50,000円 | 0社 | 2社 | |
100,000円以上 | 0社 | 0社 | |
その他の金額 | 0社 | 0社 |
・取引先の社屋・工場等の罹災
・取引先の社長・担当者宅などの罹災
・取引先社長の傷病
・取引先担当者の傷病
について、一般的な取引先と重要な(特に懇意な)取引先に分けて回答してもらった。
「取引先の社屋・工場等の罹災」では、一般的な取引先には10,000円という企業が6割を占めた。一方、重要な取引先では30,000円が多く、最高額の20万円までバラツキがある。
もちろん罹災の程度によるが、一般的な取引先で10,000円、重要な取引先で30,000円ないし50,000円が目安となろう。
具体的な支給例としては、特に九州の企業を中心に熊本地震を挙げるケースが多かった。たとえば、
・被災した取引先に自社製品(食品)を会社名で贈った
・取引先社長宛てに水と食糧を会社名で
・倉庫が損壊した取引先に社長名で5万円の見舞金
などの回答があった。
「取引先の社長・担当者宅などの罹災」は、個人に対しての見舞金となるため、重要な取引先でも30,000円までが多い。目安は一般的な取引先で10,000円、重要な取引先で10,000円ないし30,000円。
「取引先社長の傷病」も自宅の罹災とほぼ同じ傾向が見られる。一般的な取引先で10,000円、重要な取引先で10,000円ないし30,000円が目安となるだろう。
「取引先担当者の傷病」については、他の例より回答額は低い。一般的な取引先、重要な取引先ともに10,000円が目安である。
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