ビジネスわかったランド (お役立便覧)
社員に支給する祝金・見舞金・弔慰金の実態と相場
社員・配偶者の出産祝金
女性社員および男性社員の配偶者が出産したときの出産祝金の支給実態を見たのが、下図である。
回答があった243社のうち、支給しない企業は32社・13.2%と少数で、結婚祝金とともに出産祝金も企業にとって慣例となっていることがわかる。
支給方法としては、「本人・配偶者とも一律に定額を支給する」が64.2%で、「何人目の子かによって支給額を変えている」企業は14.4%と少ない。
また、「出産が本人か配偶者かで支給額を変えている」企業は3.3%しかなかった。出産祝金においては、本人の出産も配偶者の出産も同じ扱いをする企業が大半であることがわかる。
なお、調査結果のなかには双子の場合の規程もつくっているという回答もあった。
◆出産祝金の支給の有無と支給方法
回答社数:243社
支給方法としては、「本人・配偶者とも一律に定額を支給する」が64.2%で、「何人目の子かによって支給額を変えている」企業は14.4%と少ない。
また、「出産が本人か配偶者かで支給額を変えている」企業は3.3%しかなかった。出産祝金においては、本人の出産も配偶者の出産も同じ扱いをする企業が大半であることがわかる。
なお、調査結果のなかには双子の場合の規程もつくっているという回答もあった。
一律定額支給する場合
下図は、一律定額支給する場合の支給額の集計値とその分布。
平均額は16,602円だが、最多回答額10,000円に半数以上(151社中83社)が集中しており、相場は10,000円と考えてよいだろう。
◆本人・配偶者とも出産祝金を一律定額で支給する場合の金額
本人の出産と配偶者の出産で金額を分けている企業は、本人の出産で集計している。平均額は16,602円だが、最多回答額10,000円に半数以上(151社中83社)が集中しており、相場は10,000円と考えてよいだろう。
何人目の子かによって支給額を変える場合
下表は、「何人目の子かによって支給額を変える場合」の出産祝金の集計値。
※役職や勤続年数で差を設けている場合は最高の額で集計
下図は「何人目の子かによって支給額を変える場合」の扱いである。
上図を見ても、「第2子以降減額支給」が大半である。なお、「第2子以降増額支給」の2社の回答は次のとおり。
なお、何人目の子かによって祝金を変える場合は、第1子10,000円、第2子以降5,000円が相場となるだろう。
◆何人目の子かによって支給額を変える場合の金額
第1子 | 第2子 | 第3子 | |
回答社数 | 34社 | 31社 | 27社 |
最高額 | 30,000円 | 50,000円 | 300,000円 |
最低額 | 5,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
中位額 | 10,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
最多回答額 | (16社)10,000円 | (14社)5,000円 | (12社)5,000円 |
平均額 | 14,853円 | 9,226円 | 18,740円 |
2014年調査平均額 | 15,583円 | 11,200円 | 12,488円 |
2012年調査平均額 | 14,348円 | 11,087円 | 12,045円 |
下図は「何人目の子かによって支給額を変える場合」の扱いである。
◆何人目の子かによって支給額を変える場合の扱い
回答社数:35社(複数回答)
金額では、第1子の中位額は10,000円で、一律定額支給する場合と同じだが、第2子以降は中位額、最多回答額はともに5,000円と半減する。上図を見ても、「第2子以降減額支給」が大半である。なお、「第2子以降増額支給」の2社の回答は次のとおり。
・(本人、配偶者の出産とも)
第1子10,000円、第2子50,000円、第3子300,000円
第1子10,000円、第2子50,000円、第3子300,000円
・(本人、配偶者の出産とも)
第1子10,000円、第2子以降20,000円
第2子以降の祝金を増額することで、少子化解消に一役買おうとの狙いがあるのかもしれない。第1子10,000円、第2子以降20,000円
なお、何人目の子かによって祝金を変える場合は、第1子10,000円、第2子以降5,000円が相場となるだろう。
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