役立つ!社内規程・規則

ポイント解説

規程と書類

社内提案規程

社内提案規程

第1条(目的)

この規程は、従業員の創意工夫を経営に反映させるとともに能力の向上を図ることを目的とし、事業の発展に寄与する提案制度について定めたものである。

第2条(適用範囲)

正社員、嘱託社員、有期契約社員、パートタイマー等を含むすべての従業員は提案者としての資格を有する。

2.提案は、個人またはグループで提出することができる。

第3条(提案の内容)

提案は具体的で実現性のあるものでなければならない。

2.次の各号に記載する提案を求めるものとする。
①安全、衛生、整理整頓
②災害の防止、福利厚生の増進
③事務、生産、管理の合理化、効率化、品質の向上
④経費、材料費の節減
⑤資材の活用、廃品の再利用
⑥その他、業務全般にわたる提案

3.会社の経営方針に対する苦情、批判等は提案として受け付けない。

第4条(提出の方法)

提案は、所定の用紙に、簡潔に説明するものとする。図表などが必要な場合は、別紙を添付することができる。

2.記入した所定の用紙は、各従業員が所属する部門の部門長を通して、第9条に定める提案委員会に提出するものとする。

第5条(提出の期限)
提案は随時受け付ける。ただし、毎月○日を当月分の締切日とする。
第6条(提案の審査)

会社は、○カ月に一度、提案委員会内で定める審査基準に従って、委員の協議および会社の承認を経て、その採否を決定する。

2.会社は必要に応じて提案者に対し、さらに詳しい説明を求めることができる。

3.特許、その他会社の所有権の対象となる発明や考案に関しては、当規程の対象とせず、別途定めるところによる。

第7条(採用提案の公表)

採用が決定した提案は、その内容、実行方法、提案者名またはグループ名、褒賞の区分等を公表する。

2.会社は、実効性が広く期待できる提案については、その内容を周知し、併せて提案者全員に対し、第8条に定める褒賞金(品)を支給する。

第8条(褒賞の種類)

提案が採用された者およびグループに対し、その効果、着想、努力等を勘案し、賞状ならびに副賞として賞金または記念品を贈る。

2.褒賞金は次のとおりとする。
①特級  賞金はその都度決定する
②1級  賞金○万円
③2級  賞金○万円
④3級  賞金○万円
⑤4級  賞金○○○○円
⑥5級  賞金○○○円

3.各人がそれぞれ多数提案し、複数採用された場合、賞金・記念品は併給できる。

4.グループで提案した場合、褒賞金は均等割にして授与するものとする。

第9条(提案委員会)

会社は、提案内容を審査するため、提案委員会を設ける。

2.委員会を構成する委員は、次のとおりとする。
委員長総務部長
委員部門長および委員会が指名したもの

3.提案内容は○カ月に一度審査のうえ、採否を決定する。

4.採否区分において、事情により直ちに採用の決定ができないもの保留区分とする。

5.保留区分となったものについては、○か月以内に再審査しなければならない。

6.委員会は採用した提案に対する褒賞を会社に報告する。

第10条(提案活動の推進)

採用された提案は、提案委員会より依頼を受けた部門長がただちに実施するものとする。

2.すべての従業員は、協力して採用された提案について積極的に推進しなければならない。

第11条(実施状況報告)

実施依頼を受けた部門長は、その実施状況を委員会に報告しなければならない。

第12条(提案書の保管)

提案書は、採用の有無に関わらず審査決定の日から提案委員会にて3年間保存する。

第13条(附則)

この規程は、 年  月  日より施行する。