求償債務履行契約公正証書

 

本公証人は、当事者の嘱託により、その法律行為に関する陳述の趣旨を録取し、この証書を作成する。

 

第１条（連帯保証債務）

債権者○○○○（以下「丙」という）が債務者○○○○（以下「乙」という）に対して有する平成○○年○月○日付の金銭消費貸借契約から生じる一切の債務を、連帯保証人○○○○（以下「甲」という）は乙の委託により連帯保証をした。

(1)　借入金　　　　金○○○円

(2)　借入日　　　　平成○○年○月○日

(3)　支払期日　　　平成○○年○月○日まで

(4)　利息　　　　　年○○％を元金と同時に支払う

(5)　遅延損害金　　年○○％

第２条（求償権）

乙は、甲が前条の連帯保証債務を履行したときは、甲の弁済金額に年○○％の金員を付して、直ちに甲に支払うこととする。

第３条（期限の利益の喪失）

乙に次の各号のいずれかが発生したときは、乙は当然に期限の利益を失い、甲は丙に弁済し、乙に対して求償権を行使することができる。

(1)　丙に対する債務の履行ができないとき

(2)　強制執行、競売又は破産の申立てがあったとき

第４条（強制執行認諾）

乙は、本契約による金銭債務の履行をしないときは、直ちに強制執行に服する旨陳述した。

第５条（公証人費用）

本契約締結にあたり、公証人に支払う所要の費用については、甲乙は折半によりこれを負担する。

第６条（裁判管轄）

本契約に関する紛争については、○○裁判所を第一審の管轄裁判所とすることに合意した。

以上

本旨外要件

　住　所　　　○○県○○市○○町○丁目○番○号

　職　業　　　会社員

　求償権者　　○○○○　印

　　　　　　　昭和○○年○月○日生

上記の者は印鑑証明書を提出させてその人違いでないことを証明させた。

　住　所　　　　○○県○○市○○町○丁目○番○号

　職　業　　　　会社員

　被求償権者　　○○○○　印

　　　　　　　　昭和○○年○月○日生

上記の者は印鑑証明書を提出させてその人違いでないことを証明させた。

上記列席者に閲覧させたところ、各自その内容の正確なことを承認し、次に署名・押印する。

○○○○　印

○○○○　印

この証書は、平成○○年○月○日、本公証役場において作成し、次に署名・押印する。

○○県○○市○○町○丁目○番○号

○○法務局所属　　　　　

公証人　　○○○○　印

 

 

この正本は、平成○○年○月○日、求償権者○○○○の請求により本職の役場において作成した。

○○法務局所属　　　　　

公証人　　○○○○　印

 

著者
千賀修一（弁護士）