使える!ビジネス文書・文例集

公正証書

扶養契約公正証書

扶養契約公正証書

 

本公証人は、当事者の嘱託により、その法律行為に関する陳述の趣旨を録取し、この証書を作成する。

 

第1条(扶養契約)

長男○○○○(以下「乙」という)は、母○○○○(以下「甲という」)を引き取り、生きている限り扶養をする。

第2条(生活費の一部負担)

甲の生活費の一部として、長女○○○○(以下「丙」という)は毎月金○○円、二男○○○○(以下「丁」という)は毎月金○○円を、それぞれ負担することとする。

2 丙及び丁は、前項の負担金額を平成○○年○月から甲の死亡まで毎月○日までに乙の指定する銀行口座に送金又は持参して支払うこととする。

3 第1項の負担金額は、甲の健康状態の変化、物価の変動その他の事情の変更が生じたときには、乙丙丁協議のうえ、増減できることとする。

第3条(臨時の支出の負担)

甲の病気などにより臨時の多額の支出があるときは、乙丙丁協議のうえ、それぞれの負担額を定めることとする。

第4条(強制執行認諾)

丙及び丁は、本契約による金銭債務の履行をしないときは、直ちに強制執行に服する旨陳述した。

以上

 

本旨外要件

住 所  ○○県○○市○○町○丁目○番○号

職 業  無職

氏 名  ○○○○ 印

       昭和○○年○月○日生

上記の者は印鑑証明書を提出させてその人違いでないことを証明させた。

住 所  ○○県○○市○○町○丁目○番○号

職 業  会社員

氏 名  ○○○○ 印

       昭和○○年○月○日生

上記の者は運転免許証を提出させてその人違いでないことを証明させた。

住 所  ○○県○○市○○町○丁目○番○号

職 業  会社員

氏 名  ○○○○ 印

       昭和○○年○月○日生

上記の者は印鑑証明書を提出させてその人違いでないことを証明させた。

住 所  ○○県○○市○○町○丁目○番○号

職 業  会社員

氏 名  ○○○○ 印

       昭和○○年○月○日生

上記の者は運転免許証を提出させてその人違いでないことを証明させた。

上記列席者に閲覧させたところ、各自その内容の正確なことを承認し、次に署名・押印する。

○○○○ 印

○○○○ 印

○○○○ 印

○○○○ 印

この証書は、平成○○年○月○日、本公証役場において作成し、次に署名・押印する。

○○県○○市○○町○丁目○番○号

○○法務局所属     

公証人  ○○○○ 印

 


 

この正本は、平成○○年○月○日、○○○○の請求により本職の役場において作成した。

○○法務局所属     

公証人  ○○○○ 印

 

著者
千賀修一(弁護士)